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その他の症状
こんな症状ありませんか？
以下の症状で調子がわるい
- めまい（くるくるする、ふわふわする、ゆらゆらする）
- たちくらみ
- いびきが大きい
- 体がだるい
- くびがはれている
- 顔がうごかない
- 食べ物がくちからもれる
以上の症状がある方は診察にお越しください。
めまい
- 耳が原因の耳性めまい … メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎
- 脳が原因の中枢性めまい … 脳梗塞、脳腫瘍など
- 血圧が原因のめまい … 高血圧、起立性低血圧など
- 血流が原因のめまい … 不整脈、血管疾患など
めまいの診断には以下の点をお尋ねします。まとめておいていただくと診察の助けになります。
- どのような時 … 寝返り時、振り向き時、じっとしていても
- どのような姿勢 … 寝ている時、起きている時、右向きの時など
- どのようになるか？ … くるくる、ふわふわ、ゆらゆら、むかむか、しびれる
- どれくらいの間 … ある姿勢の時だけ、どんな姿勢でも、数秒～何日も
メニエール病
めまいを引き起こす代表的な疾患です。耳の中の内耳がむくみ、めまい、耳鳴り、難聴を起こします。耳のむくみを取り除く薬（漢方をふくめる）を内服したり、重症の場合は点滴を行ったりします。反復することがあるため、長期の経過観察が必要なことがあります。
良性発作性頭位めまい症（耳石症）
内耳の耳石が外れてしまい、三半規管に入り込んで引き起こされるめまいです。特定の姿勢で特にめまいがわるくなりますが、手足の麻痺などは起こりません。軽症例では自然に改善することもありますが、長く続く場合は理学療法（エプレイ法）を取り入れ治療を行っていきます。
脳血管障害
いわゆる脳梗塞、もしくは脳出血による脳障害で起こる症状でめまい、発音、構音障害、嚥下障害などを引き起こします。脳神経外科的な検査（CT、MRI）および治療を必要としますので、他院紹介をいたします。
睡眠時無呼吸症候群
のどが狭いなどによる睡眠中の呼吸困難を来し、いびきを起こしたり、睡眠が十分とれないため昼間眠くなったりして、日常生活に支障をきたすことがあります。睡眠中の事なので、なかなか自分では把握できないので発見が遅れがちになります。
軽症な方は減量、鼻疾患の治療、睡眠中の姿勢を見直すことで改善する方もおられますが、重症の方は、詳細な検査（アプノモニター）・治療を行っていただきます。
頭頸部腫瘍
舌がん、咽頭がん、喉頭がんに代表される首から上の臓器に起こるできもの（腫瘍）の事です。良性、悪性の判定はもとより、部位の特殊性（脳に近い、呼吸・栄養路でのできもの）によるため、医師による検査、診断、治療が大切になります。
必要に応じ日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医が在籍する病院への紹介を行い、判断を仰ぎます。
顔面神経麻痺（ベル麻痺、ハント症候群）
顔の表情をつくる表情筋が麻痺してしまい、まばたき、口閉めなどができなくなる病気です。ほとんどは右か左のどちらかで起こるので、病気になっていない側との差が激しく、麻痺のみならず見た目にも大変苦痛を伴う状態になります。もちろん、目のまばたきができないので涙目になりますし、口が閉まりにくいので、よだれ、食べ物の漏れ、構音障害など、生活上困ることが多々引き起こされます。ベル麻痺、ハント症候群ともに、顔面神経の炎症により引き起こされる疾患です。発症経過時間、重症度により様々な治療が必要だったり、後遺症のリスクなどより、早期診断、早期治療が求められます。症状が出てきて怪しいと思われたら、早めの受診をお勧めします。